ぞっとする部屋・・・

あなたは・・・

ぞっとする部屋を見たことがありますか・・・

わたしはあります・・・

 

ある夜・・・

仕事から帰宅し、

黒柴の茶茶の散歩に出かけた深夜1~2時のことでした・・・

町は真っ暗、みんな寝ている・・・

通り沿いのマンションをふと見上げました・・・

 

その瞬間、胸がドクン・・・!

ある部屋から目が離せなくなりました・・・

5階端の家の、ある小部屋・・・

カーテンが開いていて、

その部屋の中がなんと・・・

真っっっ赤なのです・・・!

めちゃくちゃ真っっっ赤!

血で染められたような恐ろしい濃い赤・・・

 

「ヒィッッ・・・!」

私は手で口を押さえた・・・

 

小部屋の中央にシャンデリアが吊るされており、

そのシャンデリア自体が真っ赤。

その光も真っ赤。

壁の間接照明も真っ赤。

その赤い光が全ての物を赤く照らし、

その部屋の中すべてが真っ赤なのです・・・

 

そのとき

 

影が動いた・・・

ドラキュラだ・・・

呪いの血の部屋からドラキュラが私を見下ろしている・・・

ドラキュラの顔は赤く照らされ、その視線が私を刺す・・・

身動きがとれない・・・

 

「見たな・・・お前をどうしてやろうか?」

 

すみません

何も見ていません

勘弁してください

 

ドラキュラの頬はうっすら痩けている・・・

 

ドラ「ちょうどほしかったんだよ」

茶茶「ウ~~~・・・」

 

すみません

勘弁してください

わたし貧血なんです

 

ドラ「お前・・・うまそうだな?」

茶茶「ウ~~~・・・ワンッ!ワンッ!」

 

すみません

勘弁してください

B型なので不味いと思います

 

ドラ「B型?・・・1番好きな種類だな・・・ククク・・・」

茶茶「ウ~~~・・・ワンッ!ワンッ!ワンッ!」

 

こちらの犬はいかがでしょうか

毎日食べて寝て食べての熟成された黒豚犬です

おいしいと思います

 

茶茶「ワッ・・ん・・・?」