僕もそうしよう(添削)

 僕は、幼少期から水泳教室に通っていて、選手コースで毎日泳いでいます。だから、本屋さんでこの「スイマー」がすぐに目に入ってました。表紙にいる4人は、泳ぐタイムが速そうで、キラキラしていて、楽しそうに見えたので、読んでみたいと思いました。

 東京から新潟の小学校に転校してきた主人公の向井くんが、同じ6年1組の海人、龍之介、信司と一緒に、水泳の県大会に出るために、きつい練習メニューや合宿を組んで頑張ります。タイムが伸びずに挫折しそうになったり、4人の意見がぶつかったりもしますが、お互いに励まし合いながら苦難を乗り越え、成長していくお話です。

 僕が1番心に残ったことは、向井くんが、県大会の個人種目100メートル自由形で、1分4秒で三位になったことです。

 長期ブランクがあるにも関わらず、僕のベストタイムである1:13よりも速いタイムを出し、三位の賞状もらったことに驚きました。なぜそのような素晴らしい成績が残せたのか不思議に思いよく読んでみると、向井くんと僕との泳ぎ方には違いがあることに気づきました。

 僕は、大会でコーチによく「前半から全力で速く泳いで」と言われます。それは多分、最初から全力を出して、疲れてもそれなりに泳げば良いタイムが出るからというという意味だと思います。だから僕は前半から力を出し、疲れてもがむしゃらに泳いでいます。しかし向井くんは違いました。前半は軽く泳いで、様子を見ながら体力に余裕があればとばしていき、疲れたら「無理に頑張っても速く泳げないから、綺麗に泳ぐことで調子が出て、少しは速くなるかもしれない」と判断して泳いでいました。疲れて体が重く感じて速く動けない時に、綺麗に泳ごうとするのは、僕には思いつかない考えですごいなと思いました。僕は、余計な呼吸をしないように無心で速く泳ぐことに慣れているので、向井くんの臨機応変に考える力と判断力に憧れる気持ちが湧きました。

 僕は最近、向井くんと同じ泳ぎのストレッチングタイム(って何?水泳を知らない人にも分かりやすいように補足を入れてね)で泳いでいます。泳ぐときにいろいろなことを考えると、今まではすぐ呼吸をしてしまっていたけど、向井くんのように前を見てストレッチングタイムを意識して泳ぐと、呼吸をすぐすることはないからいいと思いました。

キツくない練習の時は、(何を?)意識したり、前を向いたりして(何を?)確かめられるけど、きつい練習の時や、大会の時には余裕がなくてまだ上手に意識できません。引き続き考える力と判断力をきたえて、どんなときでもストレッチングタイムが使えるようにしたいです。そして向井くんのように大きな大会で自己ベストを出したいです。

 

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ゆうせいちゃんへ

ここまでで4枚に入ってしまうぐらいです。何枚指定だっけ?

自分で判断して、けずりながら、まとめながら、書いてくださいね!

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以下、メモ

 

・「変わったこと、学んだこと」は「心に残ったこと」からの流れに一貫性を持たないと行けない。泳ぐ技術を工夫した話とか、向井くんがなぜそのような工夫ができたのかとか、同じような体験を入れて学びを入れなければならい。てかこの本は「挫折からの復活」「仲間がいるから切磋琢磨頑張れる」がメインテーマ。桃太郎のメインテーマは「仲間と一緒に鬼退治」。メインテーマを選んだ方が書きやすい。メインから外れたところでももちろんいいし書けるけど、技術がいる。

 

・「僕水泳の練習がきつい日が何日も続いて、やめようと思ったことがありました。( 九州大会 )でも、向井くんのように頑張れば、3位以内に入れるかもしれないから、やめようと思っても練習を頑張ろうと思いました。また、水泳はチームプレイではないと「スイマー」の最初らへんでは思っていたけど、最後まで読んでみると、応援などもふくむからチームプレイと知って、僕もチームプレイが好きだから、大会で応援をしようと思いました。」

学んだことを↑上の内容↑にしたいなら、心に残ったことを、「苦しい練習を続けるシーン」「チームプレイのシーン」にしないといけない。一貫性を持った方が相手にとって読みやすい納得しやすい作文になる。