ファンレター

私は椅子に座り、机に向かっている。

机の上には、便せんとペンがある。

 

先日購入した、ちょっと高価な月桃紙の便せんと、

綺麗な字が書けるお気に入りの黒インクペン。

 

私は、まさに今から、人生で初めてファンレターを書くのだ。

実は既にパソコンで下書きをしている。

こんなに丁寧に準備をして、誰かに手紙を書くのは初めてかもしれない。

 

「綺麗な字だなぁ」と思われたい。

小学生から高校生まで書道に通っていたのはこの手紙のためだったのかもしれない。

 

「お洒落な手紙だなぁ」と思われたい。

大学で「美術」を学んだのはこの手紙のためだったかもしれない。

 

「素敵なメッセージ内容で嬉しいなぁ」と思ってほしい。

現在「ブログ修行」をしているのはこの手紙のためだったかもしれない。

 

今日の沖縄は極寒だが、今日の私は燃えている。

足の先はアイスのように冷たいが、頬はほんのり赤く温かい。

ドキドキわくわく

そわそわぞくぞく

 

「備えあれば憂いなし」

丁寧に準備してきたことが、

良い結果に繋がることを私は信じている。

 

私の想いが、

あの方に届きますように。